まずは、本題に入る前に、皆さんは高いバナナと安いバナナがあるのはご存じだと思うが、なぜ、同じバナナなのに価格が倍以上違うのか疑問に思ったことはないだろうか。
今日、僕が行ったスーパーでは、一つは149円、もう一つは299円でバナナが売られていました。(もちろん、バナナのグラムも同じぐらいです…)
では、なぜ、同じバナナなのに、倍以上変わるのでしょうか。
それは、バナナの価格は栽培される標高によって、変わるからです!
値段の高いバナナは高地で栽培され、安いバナナは低地で栽培される。
なぜ、高地栽培のほうが、値段が高いかといえば、高地で栽培するので、そのぶん、収穫までに時間がかかり、時間がかかるから肥料や農薬・管理などの手間もかかる。
その時のコストの差で高地栽培のバナナは値段が高くなる。
また、味にも違いがある
高地栽培のバナナは昼と夜の寒暖差があり、その分、もっちりと甘くなる。
一方で低地栽培では、さっぱりとしたバナナである。
これは好みによるだろう。
バナナの価格の差は現地で栽培される標高の違いによって、上下することが分かった。
では、なぜ、2024年現在、バナナはこんなにも高騰しているのか⁉
始まりは2022年のコロナ禍でフィリンピン政府から日本にバナナの価格に対して、要望があったからである。
なぜなら、その当時は、新型コロナウイルスが猛威をふるっており、輸入の制限もあった。
さらに、ロシア・ウクライナ戦争によって、影響され、原油価格の高騰となった。そのため、輸送コストなどが高くなっていた。
しかし、当時、日本はそういった世界情勢の背景があるにも関わらず、バナナの価格の横ばいが続いていた。
そんな、日本にしびれを切らしたのか、2022年の6月にフィリピン政府は日本の小売り業界に対して、バナナの小売価格について、適正な水準への引き上げを求めた。
また、日本国内での要因として、コロナ禍では感染を抑えるために自宅で過ごす時期があった。そのときに手頃なおやつとして、栄養価の高いバナナが購入されることで、需要がどんどん増加し、それに伴って、バナナの価格も引き上げられた。
そして、現在2024年は、今までのロシア・ウクライナ戦争とコロナ禍の影響により、価格が高騰した状態が今でも続いてる。
バナナは今までの価格が安く設定されていたという意見もある。青果物はというのは一度、値上がりすると、すぐに値段が下がることは難しいだろう。
さらに、現在は円安が重なって、安くなるどころか、実質的な値上げが起きている。
しかし、一番つらいのは、僕たち消費者だろうか。。。
いや、バナナを生産する現地の人々だろう。彼らは不当な労働環境により、酷使されている。
バナナの価格が上がったからといって、生産者の賃金が正当なものになるなんて、一つも思わないが、、、
彼らに感謝するためにも、今日も僕はバナナを食べる。
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